【マイナー最強決定戦使用構築】玉砕テラダルマ【最高3位/最終6位】
こんにちは!リムショットです。
今回は4/17に開催された仲間大会「マイナーさいきょうけっていせん」にてサッかみ( @scizor_gos )に使用してもらって最終6位を達成した構築を紹介していきたいと思います。
また、サッかみが本構築で白熱の試合を繰り広げ、横でリムショットがガヤをしている様子が後日彼のYoutubeチャンネルの方に上がりますので、そちらも是非ご覧ください。
【大会について】
まず本大会の概要について説明します。
本大会はじゅんこ( @junko_pokemon )様が主催された仲間大会で、「剣盾のこれまでのシーズンにおいて使用率ランキング30位以内に入ったことのあるポケモンの使用が禁止」というルールの大会です。
ドラパルトやミミッキュをはじめ、レート環境でよく見る合計41種類のポケモン、及び伝説・幻のポケモンが使用不可ということで、普段のシングルバトルとは大きく異なる環境が楽しめるルールとなっています。
(じゅんこ様より掲載許可頂いております。)
こんなに面白そうな大会、やるしかなーい!
ということで、早速構築を考えていくことにしました。
参加しなかったみなさんも、自分ならどんなポケモン・構築を使うか考えてみると面白いですよ。
【構築経緯】
↑大会のルールと共に掲載されていた画像
上位が軒並み禁止され、全体的に種族値のデフレが予想される本大会で何故か使用可能なコバルオン・テラキオン・ビリジオンに注目。明らかにぶっ壊れ性能を持っているので使うしかない。
3匹の中でも、タイプ・種族値配分が最も優秀なテラキオンを構築の軸として採用。過去作技アリの本大会において、テラキオンは「つばめがえし」を元にダイジェットを使用出来てしまう致命的なバグを発見したので、積みエースとして運用することに決定。
テラキオンの積み展開を補助するポケモンとして、カバルドンやバンギラスが不在の環境のため安定した活躍が見込めるアローラキュウコン、ステルスロックを撒けてどんな試合でも腐りにくそうなマンムーを採用。マンムーの枠は一瞬ダグトリオやアギルダーになりかけていたが冷静になれて良かった。
次に、テラキオンが突破できないニダンギルやサマヨール等のゴーストタイプや、その他物理高耐久ポケモンを崩せる裏ダイマックスエースとして、攻めの相性が良いスピンロトムを採用。
マンムーのステルスロックと合わせて欠伸ループでエースが積む起点を作ることができ、場持ちが良さそうなシャワーズを採用。
最後に、テラキオンとスピンロトムが場を荒らした後に一掃するスイーパーとして拘りスカーフを持った原種ヒヒダルマを採用し、構築が完成。
【構築詳細】
アローラキュウコン@光の粘土 雪降らし 臆病
175(212)-×-95-107(44)-120-177(252+)
フリーズドライ:ペリルンパへの打点になる偉い技。
絶対零度:壁を枯らしてくる相手や受け構築に対して押す技。
アンコール:起点回避ができ、裏の起点作成も出来る優秀な技。
オーロラベール:キュウコンの採用理由。1ターンで完結するのが強すぎる。
調整意図
S:テラキオン意識の最速
H:砂・毒ダメージ意識の16n-1
C:余り
展開役①。壁ターンはいくらあっても良いので持ち物は光の粘土。先述の通りカバルドンとバンギラスが不在で、オーロンゲに挑発されることもないのでほぼ確実に壁を展開出来た。相手からするとアンコールや絶対零度があるので急いで処理するしかないが、そうすると壁ターンが十分に残ってしまうという何とも厄介なポケモン。あられによる襷潰しも非常に強力だった。トップメタのテラキオンより1だけ速いのが本当にありがたかった。
マンムー@気合いの襷 鈍感 陽気
185-182(252)-100-×-81(4)-145(252+)
地震:必須のメインウェポン。
叩き落とす:ゲームプランを立てやすい便利技。
氷の礫:対面の襷を削れる先制技。フライゴンに刺さる。
ステルスロック:マンムーの採用理由。この技を打てるポケモンでマンムーが1番強いと思った。
調整意図
S:同族意識の最速
A:襷があるので火力に極振り
D:余り
展開役②。ステルスロックでエースの全抜きをサポートする。今回特性は鈍感を採用した。襷を持つため厚い脂肪で耐久を上げる必要は薄く、鈍感は挑発無効のためステルスロックを確実に撒くことができ、今作から威嚇も無効になったため襷マンムーと非常に噛み合っている。過去作技である叩き落とすはやはり剣盾環境での使い勝手は良く、今環境の地面タイプで最強格の1匹であったと思う。
シャワーズ@食べ残し 貯水 図太い
209(28)-×-123(252+)-142(92)-116(4)-102(132)
熱湯:追加効果が強い安定のワンウェポン。
毒々:マホイップやバルジーナ等の受け駒を崩す技。
欠伸:シャワーズの採用理由である起点作成技。
守る:毒蓄積、体力管理、相手のダイマックス消費に使う技。
調整意図
S:4振りバルジーナ抜き
B:場持ちを良くするため特化
H:残飯効率最大の16n+1
C:身代わりを壊せなかったりすると困るので余りを火力に回した
D:端数
ゲームメイクする対面操作枠。パッチラゴンやロトム上位3種が禁止なので、シャワーズを攻略出来ない構築が多いのではないかと思い採用。予想よりも受け構築が少なかったりルンパッパやストリンダーが多かったりしてあまり選出は出来なかったが、ランクマッチ環境のカビゴンやブラッキーのように、相手の選出やプランを歪ませてくれていると感じた。
テラキオン@命の珠 正義の心 陽気
167(4)-181(252)-110-×-110-176(252+)
岩雪崩:ダイロック用。ロックブラストでも良かったかも。
インファイト:メインウェポン。ダイナックルも強力。
燕返し:ダイジェット用。構築の核。
剣の舞:壁下で積むと誰も止められない。
調整意図
S:同族意識の最速
A:ゴリ押しの極振り
H:余り
存在感を放つダイマックスエース①。構築の大黒柱。今大会の環境においてどう考えてもずば抜けた性能を持っており、対策するよりも自分で使うべきだと思い採用。耐久無振りにも関わらず流石の種族値の高さで、壁下であれば安心して剣舞を積むことが出来た。3ウェポンのダイマックス技の追加効果が全て強く、毎ターン強くなるのでどんどん止まらなくなる正真正銘のゴリラ。剣盾に燕返しの技マシンがあったら環境全然違ったんだろうなぁと思いながら無双する様子を見ていた。
スピンロトム@ラムの実 浮遊 控えめ
153(220)-×-127-165(196+)-127-118(92)
10万ボルト:メインウェポン。
エアスラッシュ:ダイジェット用。
悪の波動:テラキオンが止まるゴーストタイプへの打点。ダイアークの追加効果も強い。
悪巧み:積み技。
調整意図
S:+1で108族抜き
C:努力値効率の良い11n
H:余り
ダイマックスエース②。テラキオンが苦戦するであろうゴースト・水・地面タイプ等の崩し、ラムによる欠伸サイクルのカットを担当。ヌオー・トリトドンが使用不可のため、受けサイクルは積み電気タイプを受け切るのは難しそうだった。申し分ない耐久値や火力で、対面的にダイマックスを切って荒らした後に後述のヒヒダルマで締めるプランも非常に強力だった。上位ポケモン禁止の恩恵を1番受けていたポケモンだと思う。
ヒヒダルマ@拘りスカーフ 力尽く 意地
181(4)-211(252+)-75-×-75-147(252)
フレアドライブ:メインウェポン。力尽くが乗ると実質威力234でマジでヤバい。
地震:岩タイプに打つサブウェポン。
蜻蛉帰り:対面操作技。
トリック:警戒されないであろう新規習得技。
スイーパー枠。ダイマックスエースが荒らした後のお掃除担当。種族値に無駄がなく本当に好き。フレアドライブの威力が本当にエグいので、1度使うと病み付きになってしまう。エスパー要素があるおかげか、今作からこっそりトリックを習得しており、相手にも全く警戒されずめちゃくちゃ刺さっていた。ゴリラ最強!
【選出と方針】
・基本選出
先発:マンムーorキュウコン
後発:テラキオンorロトム+ヒヒダルマ
ステロか壁を展開し、ダイマックスエースで暴れてヒヒダルマで〆。ほとんどがこの選出。
・裏選出
先発:マンムー
後発:シャワーズ+テラキオンorロトム
シャワーズが刺さってる時やエース1匹で全抜き出来そうな時。寝てる前で剣舞か悪巧みすれば試合が終わる。
【戦績】
サッかみが対戦して達成した成績です。
TN:サッかみ
通算:13勝2敗
最高/最終レート:1660
最高順位:3位(大会終了10分前)
最終順位:6位
【最後に】
終わってみた感想としては、思っていたよりも受け構築が少なかったですが、ルンパッパ軸の雨パと、それを意識した襷ブリムオン展開のトリルパが多い印象でした。上位帯ではテラキオンやマンムーが多かったり、1位の方が残飯シャワーズを採用していたりしたので、環境考察は大体合っていたのではないかなと思います。
特殊ルール、とりわけ上位使用禁止ルールは普段見ないようなポケモンたちが色んな戦法で活躍するのでやっぱり楽しいですね。本構築以外にも、twitterで「#マイナーさいきょうけっていせん」で検索すれば、参加した方々の面白い構築が見られますので是非見てみてください!
1000人規模の大会でこうした結果を残すことが出来たのは自信に繋がりました。今後もこういった面白い大会には是非参加していきたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
【Special thanks】
大会を主催してくださったじゅんこ様
サッかみ