きゅーぽけダブル部内戦優勝構築 ヴァロン式GACT
今日も一日がんヴァロン! どうも、ヴァロンです。
僕はたまにブログを書きますが、今回はサークルで行われたダブルバトルの部内戦で優勝したパーティを紹介しようと思います。きゅーぽけの方も、そうでない方も、これを期にダブルバトルにたくさん触れてもらいたいです。
今回紹介する構築はこちらです。
こちらの構築について、順序立てて話していこうと思います。
自分のプレイングスタイルについて
(この項目については、こういうのを書いてほしいという要望があったのと、構築記事を書く際にこれを書くことで構築経緯につなげやすくなると思ったので書くことにしました。)
最近のダブルバトルでは、バンドリやドラパキッス、エルフーンリザ-ドン、その他数々の横の並びが注目され、それを軸にパーティを組むことが多いです。横の並びを意識することの強みは、盤面の制圧力が高くなること、easy winが狙いやすくなることなどが挙げられます。
しかし、僕は「縦」を意識したサイクル戦というスタイルを好みます。サイクル戦を意識したパーティの最大の強みは、柔軟性であるといえます。横並び構築は選出が固定されがちになり、対策をされやすい一方、サイクルパは相手に応じて選出を変え、もし選出で少し不利になっても後続に下げサイクルを回すことで上手く立ち回りやすくなります。そしてそういったパーティを組むために僕が重要視しているサイクルに適したポケモンの条件には、耐久・耐性共に優秀であること、火力を出すことができることなどが挙げられます。ここで素早さの高さやs操作技の有無はそれほど重要ではありません。
構築経緯について
今のダブルバトルにおいて、それほど有名ではありませんが
G...Gastrodon
A...Arcanine
C...Corviknight
T...Tyranitar
という相性補完の良い、通称GACTと呼ばれる並びがあります。
特性呼び水と水地面という優秀なタイプにより、水電気無効かつ弱点は草のみという優秀な耐性と十分な火力と耐久力を持ったトリトドン
特性いかくとガラルの中では比較的高い素早さから打てる鬼火やバークアウトにより間接的に味方の耐久力を上げられるウインディ
飛行鋼という優秀な耐性を持つタイプと特性ミラーアーマーにより能力を下げられないアーマーガア
600族という優秀な種族値と弱点は多いものの耐性にも優れていて、特性すなあらしにより天候上書き、襷潰し、特防を上げることができるバンギラス
この4体によるサイクルは非常に扱いやすく、これらをベースにパーティを組むことにしました。
そしてこの4体を中心に対戦した上で足りないと感じたのは
・ドリュウズにもう少し強くしたい
・ギャラドスにもう少し強くしたい
・ドラパキッスに強くしたい
・エルフーンウインディ、波乗りセキタンザンなどのギミックをきちんと対策したい
・全体的に遅いので速いポケモンあるいは先制技を持ったポケモンが欲しい
などが考えられ、様々なポケモンを試した結果、一番しっくりきたのは
ローブシンはマッハパンチという先制技を覚えるので、ドリュウズに対してかなり強くなり、その他にもバンギラス、ヒヒダルマ、ジュラルドンなどの処理の選択肢が増えたのでかなり戦いやすかったです。またギャラドスには一見弱そうに思えますが、ダイマックスが切れた後のギャラドスなら、守るで跳び跳ねるを防ぎ、雷パンチで倒すことができるので下手すりゃギャラドスに強いです。
トゲキッスを採用することで、この指とまれによってエルフーンの袋叩きを吸い寄せられること、波乗りを受けたセキタンザンの攻撃を吸い寄せることでトリトドンやバンギラス等で簡単にセキタンザンを処理できること、ギャラドスの攻撃を吸い寄せてバンギラスでギャラドスを倒しやすくすることができ、ドラパキッスに対してもバンギキッスと投げることで手助けやこの指とまれを使って楽に処理できるようになりました。
以上のこの6体が僕のパーティになります。タイプバランスにも偏りが無く、選出しないポケモンがいないので、非常に良いパーティだと思っています。
個体詳細
持ち物:オボンのみ
特性:いかく
性格:おくびょう
努力値:191(204)-×-109(68)-124(28)-101(4)-155(204)
技構成:守る/もえつきる/バークアウト/おにび
H:16n-1調整
B:無補正ドリュウズの-1珠10まんばりき確定耐え
C:h252カットムをダイバーンで最低乱数切りで1発
D:余り
S:最速ドリュウズ抜き
とても使いやすいポケモン。技構成は先述のとおりバークアウトとおにびは確定で、かえんほうしゃでは火力が不足することや炎タイプを消すことで弱点を無くすことができるという理由でメインウェポンはもえつきるを採用しました。最後の1枠はてだすけと悩みましたが、まもるによって追い風やトリックルームのターンを稼げること、ダイマックス技を1/4だけ受けてオボンのみを発動させること、その他ウインディを大事にしたい場面が多かったのでまもるを採用しました。サポート寄りのポケモンなのでほとんどダイマックスはしません。
持ち物:ラムのみ
特性:すなあらし
性格:いじっぱり
努力値:207(252)-204(252)-130-×-120-82(4)
技構成:守る/いわなだれ/かみくだく/10まんばりき
H:ぶっぱ
A:ぶっぱ
S:余り
圧倒的な耐久力と火力で下手にダイマックスを切っても強いポケモン。メインウェポンであるいわなだれとかみくだくは確定として、ダイウォールを使えるようになることや大事に使いたいときのためにまもるを採用し、最後の枠には始めは馬鹿力を採用していましたが、ダイナックルの威力が低いことや、味方のAを上げてもウインディやトリトドンには意味が無く最大限活かせていないこと、打ちたくなるのが相手のバンギラスくらいしかいないことなどが原因で弱いと感じ、味方のDを上げたり、ドリュウズやジュラルドンに一矢報いることができる10まんばりきを採用しました。
また、バンギラスにおいて調整することが多いのは素早さですが、このパーティにはS操作技がないことや、調整しようと思うとかなり振らないといけなくなること、同族意識をしても似た素早さのポケモンが多くチキンレースになってしまうことなどを考えた結果、Sは4振りで十分だろうということになりました。
持ち物のラムのみについては、弱点保険を持たせても相手にそれをケアされながら行動されてしまうことや、おにびによるやけど、眠り粉や催眠術による眠りのケアができることなどを評価して持たせました。発動機会は結構あり、とても強かったです。
持ち物:リンドのみ
特性:よびみず
性格:ひかえめ
努力値:209(180)-×-101(100)-154(220)-103(4)-60(4)
技構成:自己再生/ねっとう/だいちのちから/クリアスモッグ
HB:無補正ドリュウズの珠ダイアース確定耐え
C:無振りドリュウズをだいちのちからで確定1発
D:余り
S:余り
水タイプを許さないポケモン。タイプ一致技であるねっとうとだいちのちから、重要な回復技として自己再生を採用し、残りの1枠については、相手の積み技(カビゴンの腹太鼓など)を帳消しにできるクリアスモッグを採用しました。トゲキッスの弱点保険のケアもできて強かったです。
トリトドンは最遅とどちらが良いのかについては、無補正の方が良いと考えました。最遅にするとドサイドンの下を取れるという利点がありますが、これは逆にトリックルームが切れてしまうとドサイドンより先に行動できないということになります。こちらのパーティにトリックルームを持ったポケモンがいない以上、トリックルームが主軸のパーティには、トリルを切らせてから殴って勝つという選択を取るのが良いと考え、性格は無補正にしました。
持ち物のリンドのみは、草技に縛られたくなく、特にジュラルドンに対しては強いのに弱いみたいな状況になることが多々あったので奇襲性も兼ねて採用しました。
アーマーガア
持ち物:オッカのみ
特性:ミラーアーマー
性格:しんちょう
努力値:205(252)-122(116)-126(4)-×-134(132)-88(4)
技構成:羽休め/ブレイブバード/アイアンヘッド/ビルドアップ
H:ぶっぱ
A:+1ダイスチルでh252バンギラスを最低乱数切りで1発
B:余り
D:できるだけdに振った
S:余り
素晴らしい耐性、積み技、回復技によりアタッカーかつ詰め筋にもなるポケモン。鉄壁ボディプレス型も存在するが、バンギラスにダイマックスを切らない場合このポケモンにダイマックスを切ることが多く、その際に鉄壁ではダイマックス技の火力が出ないことを考慮してビルドアップ型にすることにしました。
持ち物については、以前は回復力を強めるためにピンチベリーを持たせていましたが、最近はリザ-ドンやシャンデラが数を増やし、その隣のポケモンを倒したくても倒せない場面が多くなりました。またアタッカー型のトゲキッスに対しても強く出たい場面があり、それらを加味した結果オッカのみが良いという結論になりました。
持ち物:命の珠
特性:鉄の拳
性格:いじっぱり
努力値:199(148)-198(156)-115-×-111(204)-65
技構成:守る/マッハパンチ/ドレインパンチ/雷パンチ
H:10n-1
A:h4ヒヒダルマ、h252バンギラスをマッハパンチで確1
B:特化ドリュウズの珠ダイマックス技を最高乱数切りで耐え
D:無補正エルフーンの珠ムーンフォースを確定耐え
ゲームの締めを担当するおじいちゃんポケモン。技構成は先述の通り守る、マッハパンチ、雷パンチを搭載することで役割を担い、メインウェポンは安定した火力のドレインパンチで解決した。
このポケモンも素早さが低いポケモンであるが、トリトドンの詳細で説明したのと同様に無補正にしてある。
持ち物:リリバのみ
特性:てんのめぐみ
性格:おだやか
努力値:192(252)-×-121(44)-141(4)-174(188)-103(20)
技構成:この指とまれ/エアスラッシュ/てだすけ/守る
HB:特化珠ドリュウズのダイスチルをリリバ込みで耐え
C:余り
D:できるだけdに振った
S:同族意識で多め
このパーティのサポート役。手元にあったのが通常特性であったのと遅いポケモンにワンチャン怯みで勝てるようにてんめぐエアスラ型にしました。ギミック崩しのこの指とまれ、さまざまな場面で突破力を上げるてだすけ、最後の枠はあくびと悩みましたがあくびを使う機会が少ないこととこの指とまれをちらつかせて守るのは強いと思ったので守るを採用しました。(このポケモンだけ守るの位置が4番目になっていますが、それは制限時間が切れた際にこの指止まれの方が有益であると考え、宗教上の理由で守るを2番目、3番目に置けないからです。)
(ウインディ、トリトドン、ローブシンについては、他の方の構築記事や教えてもらった調整を参考にしました。)
選出と立ち回りについて
大まかな選出と立ち回りについて解説しておきます
・基本選出
先発or
後発or
割とこの出し方で解決します。ウインディでサポートしながらバンギラスをダイマックスもしくはアーマーガアでビルドアップを積んでダイマックスすれば勝ちやすいです。トリトドンは後出しの方が呼び水を有効活用しやすいので強いと思います。
・対ドラパキッス
先発
後発 他に応じて選出
ドラパキッスに対してはバンギキッスを出すことで相手はダイドラグーンを打つことができなくなり、バンギラスを暴れさせることができます。相手のトゲキッスが不意にダイマックスしてきてもバンギラスなら対応できるでしょう。
・対バンドリを強く意識
先発
後発
バンドリに対しては基本選出でも割とどうにかなりますが、バンギラスを出す必要が無い場合はローブシンを出すと簡単に勝ちやすいです。ローブシンはマッハパンチでの締めが強いので後発に出すことをおすすめします。
・対リザ-ドン
先発or
後発 他に応じて選出
リザ-ドンにはバンギラス。教科書にも載っている常識ですね。基本は横ウインディで大丈夫だと思いますが、バンギラスが苦手なポケモンを嫌がるならトゲキッスのこの指とまれで抑制します。
・対ジュラルドン
先発
後発 他に応じて選出
トリトドンを先発に出す珍しいパターンです。トリトドンをダイマックスさせてダイアースを打つのが対ジュラルドンで一番手っ取り早いです。ジュラルドンはダイソウゲンを打つ場合も多いですが、バークアウトとリンドのみがあるので余裕で耐えます。
・対エルウィンor波乗りタンザン
先発or
後発 他に応じて選出
この指とまれで袋叩きやセキタンザンの技を吸い寄せているうちに隣のポケモンをダイマックスしてなぐれば倒せます。
・対トリックルーム
先発
後発or
バンギラスのいわなだれで怯ませられたらラッキー、そうでなくてもウインディのバークアウトでゆっくりと試合を動かし、トリックルームが切れる頃に攻めに転じるという立ち回りをすれば戦いやすいです。ローブシンを出さないのは、飛行タイプを出しておかないと地面の一貫ができてしまうからです。
終わりに
ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。自分の構築について伝えたいことを沢山書きましたが、皆様の参考になっていれば幸いです。これからも自分の腕を磨き、満足のいく構築を作り、自信を持って構築記事を書けるように頑張りたいと思います。
それでは...
明日も一日、がんヴァロン!(流行らせたいだけ)
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